グミの木の育て方

グミの木は、落葉性と常緑性で多少性質が異なっています。暖地には常緑性がよく、東北以南では落葉性を選んでみましょう。大きくて実が美味しいグミを選びたいなら、ナツグミがおすすめです。グミの木の特徴や育て方を紹介します。

グミの木の特徴

グミは、東北地方以南に分布する、常緑小高木または落葉小高木です。かわいらしい赤い実が特徴で、実は食用にすることができます。

グミは大きく分けて2種類があります。春～夏に実がなる「ナワシログミ」、秋に実がなる「アキグミ」の2種類です。ナワシログミは常緑性で、アキグミは落葉性の特徴を持ちます。

花

グミの木の花は、白または黄色をしています。ナワシログミは秋に花を咲かせます。アキグミは春に花が咲きます。

葉

グミの木の葉は、先がとがった卵形です。つる性になるものや、斑入りの葉になる品種もあります。

実

グミの木の実は、花期が秋で果実が春～秋にかけてなるものと、花期が春で夏～秋にかけてなるものに分かれています。

グミの木は1本では実がなりにくいので、数本植えましょう。ビックリグミは、ジベレリン処理で実をつけることができます。

樹高

グミの木の樹高は、3m～4mです。鉢植えにすると1m以内に抑えられるので、狭い庭でも育てることができます。

種類

「ビックリグミ」は変種で、大きな実がなるのが特徴です。食用になるため人気があります。別名「ダイオウグミ」とも呼ばれます。花は黄色で垂れ下がるように咲きます。

「ツルグミ」はつる性になる品種で、「ライムライト」は常緑性で葉が斑入りになります。

グミの木の基礎知識

グミの木の花言葉は？

グミの木の花言葉は、「心の純粋」「用心深い」「野生美」などです。

グミの木の育て方

グミの木に共通するのは、日当たりと水はけのよい場所を好むことです。土質は肥沃地を好みます。海岸沿いの温暖な場所に自生しているため、やや乾き気味の場所がおすすめです。

落葉性のグミの木はやや耐寒性があるので、東北以南で地植えができます。常緑性のグミの木は寒さに弱いので、関東地方以南で地植えが可能です。

剪定

グミの木は自然に育てると株立ちになり、地際からひこばえが出ます。ひこばえは付け根から切りましょう。長い枝は、15～20目を残して、短枝をつくるように切り詰めます。

グミの木の花芽は、基部の短く充実した枝につきます。剪定時期は、12月～2月の落葉期です。

庭木の剪定のコツ

庭木を植えたら、剪定のコツを覚えておく必要があります。剪定は不要な枝を切りとり、花や実つきをよくして、日や風通しを改善させ成長に必要です。難しそうな庭木の剪定も、ひとつずつ学んでいけば習得ができるでしょう。 庭木の剪定に役立つ仕立て方の種類4選 庭木の剪定で仕立てる方法は、主に4種類あります。和風庭園では「散らし玉仕立て」や「玉仕立て」を使うこと

害虫や病気

グミの木は、うどんこ病、アブラムシ、カイガラムシ、カミキリムシ、テッポウムシなどがみられます。見つけ次第早めに駆除しましょう。

肥料

グミの木の肥料は、2月と8月下旬に与えます。油粕と骨粉を混ぜ合わせたものを与えます。

庭木の肥料の与え方

樹木を庭に植えると成長を抑えたい場合もありますが、多くの場合は花や実を付けたいと考えているはずです。植物には栄養が必要なので、適切な肥料の与え方を覚えてみましょう。逆に与えすぎもよくないので、適切な肥料の与え方を紹介します。 庭木の2つの肥料について 庭木に与える肥料は、大きく分けて2種類です。元肥（もとごえ）と追肥（ついひ）の2種類に分けられて

増やし方

グミの木は、挿し木で増やすことができます。初夏に充実した枝を切りとり、水あげしてから土にさして増やしてください。

挿し木、接ぎ木、種まきの方法

家庭で育てている庭木を増やす場合は、5つの方法で増やします。それぞれの樹木に合った増やし方を利用すれば、家庭でも簡単に増やすことが可能です。 挿し木、接ぎ木、取り木、根伏せはどれも、親の性質をそのまま受け継ぐ方法です。種まきは親の性質を受け継がないことも多いので、見た目が違う品種が誕生することがあります。 挿し木のやり方 挿し木とは、増やし

移植や植え替え

グミの木の移植や植え替えは、落葉期が適期です。11月～12月か2月～3月までの、厳寒期を除いた時期に植え替えができます。

グミの木の入手方法

値段

グミの木の苗木は、1,000円前後から買うことができます。

販売先

グミの木は日本にも自生している品種があるので、幅広い地域のホームセンターや園芸店で入手が可能です。手に入りにくい地域の方や品種がある場合は、ネットショップの活用をおすすめします。

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苗木

グミの木の苗木を入手したら、11月下旬～12月または2月～3月上旬に植え付けます。長く伸びた根を切りとってから植えてください。地上に出ている枝は、半分ぐらいに切り詰めます。

グミの木のQ&A

果樹苗、ポットでの育て方を教えてください・・・

びっくりグミの苗木を買ってきました。まだ１年生の可愛い小さな木なのでこのままポット栽培をしたいと思っています。しかし、自宅にはかなり大きな果樹専用のポリバケツより大きなポット（鉢）しかありません。
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びっくりグミについて。・・・

去年びっくりグミを購入し露地栽培しています。今月に入り成長が目覚しくどんどん伸びるのですが葉っぱばかり大きく育ってるように感じます。購入時は半分以上小さな葉が沢山ついていました。何か間違っているのでしょうか、また実をつけるためにナツグミを購入しようと考えていますがびっくりグミと合うものはナツグミで合ってますでしょうか？
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ビックリグミの地植えについて。 初歩的な質問・・・

初歩的な質問ですが、宜しくお願いします。ビックリグミの根っこは、横にどんどん伸びるのでしょうか？浄化槽があるので、地植えにした場合横にどんどん根が伸びたら大丈夫かと心配です。
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夏グミの木が家のまわりのあちこちに植えてあ・・・

１株は近所にトウグミを植えてありよく実が付きます。他の夏グミは単独にあちこちに散っていますが僅かながら実を付けます。これらは放っておいても時が経てば鈴なりに実が着くようになるのでしょうか。
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グミの花が咲き始めました。実付きをよくする・・・

実付きをよくするにはどうしたらいいでしょうか？毎年、花はたくさん咲くのですが、実は数えるほどしかなりませんので・・・
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まとめ

グミの実は食用にできるため、果樹として庭に植えてみましょう。背丈があまり高くならず、鉢植えで育てることもできます。花芽は短枝につくので、長くなった枝を切り詰めるようにすれば失敗がありません。落葉性と常緑性の2種類があるので、栽培地域にあったものを選んでください。